STEP 2
下土を入れる
施工場所の地面を掘り、黒土を12~15センチ以上入れます。
ベタ張りやケースによっては地面を掘らずに黒土を敷いてもいいのですが、土を敷くことによって高さができ景観が変わったり、
苔に風が当たりやすくなるとこで苔が乾燥したりします。下土を入れたら最終的には少しクボミ(※後で説明)を作って地表を平らに柔らかくならします。
※※スギゴケを上手に育てるポイント※※
スギゴケは葉が大きく、乾燥しやすい苔です。
また、地中の仮根は10~15センチ伸びていきます。
苔の乾燥を防ぎ、仮根を伸ばしやすくしてあげることが、スギゴケを上手に生育するポイントになります。
黒土は保水性と通気性が高く、苔の乾燥を防ぎ、のちの水撒き(メンテナンス)も楽になります。
黒土を苔の下土として、できれば12~15センチ入れることをオススメします。
STEP 3
苔を並べる
前提として庭園用のスギゴケは写真の様に苔自体に下土が付いてきます。
そのまま地面に置くと土の高さ分の段が出来てしまいます。
うまく地続きなる様に苔の下土の分だけ地面を掘り下げるておくことがポイントです。
スギゴケを並べる時は苔と苔の目地は開けず、苔丈の高さが同じになる様に高さを調整して貼っていく。
外側(フチ)から順に並べて貼っていくと高さは調整しやすくなります。
苔を好きなカタチにする場合はヘラなどで苔の下土ごと割って整えます。
⑧地続きなる様に苔の下土の分だけ地面を掘り下げる。
⑨苔と苔の目地は開けず、苔の高さが同じになる様に貼る
STEP 4
苔と下土を圧着させる
苔を下土にしっかり圧着させる。苔と下土に隙間ができない様に手や足で踏み固めていく。
この時、苔の葉を折らない様にゆっくりと重さをかけて押していく。
STEP 5
水掛けをする~施工完了
苔と下土の圧着後、しっかりと水掛けをする。下の客土まで十分水しみ込ませるために一度水掛けしてから間をあけて再度水掛けをする。
勾配がある場合は高い方から徐々に水掛していく。この時、苔がしっかりと下土に圧着できているか手で苔を押して再確認する。
問題なければ施工完了です。