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【苔の種類と特徴】種類ごとの育て方や管理方法を解説!

【苔の種類と特徴】種類ごとの育て方や管理方法を解説!
皆さんは、苔にどんなイメージをお持ちでしょうか。

「ジメジメした環境が好きそう」「暗い日陰に生えているイメージ」
と思われる方も多いかもしれません。

しかし、実際にはさまざまな種類があり
それぞれ生育する環境や見た目・管理方法は異なっています。

そこで、このコラムでは苔の種類や特徴・種類ごとの育て方についてご紹介したいと思います。

(1) 苔の種類は約20,000種

苔は世界で約20,000種類、日本だけでも約2,000種類が自生しているといわれています。

街中や森林はもちろん、高山や岩場・水辺などさまざまな環境で生息しており
中にはエベレストや南極のような過酷な環境で暮らしている種類も!

私たちが普段目にしている苔は、そのほんの一部なのです。


(2) 苔はジメジメした環境が好き?

「苔=ジメジメした日陰を好む植物」というイメージを持つ方は多いでしょう。

しかし、実際の生息環境は苔の種類によって大きく異なります。
日陰を好む種類もあれば、日当たりの良い場所を好む種類もあります。
また、常に湿った環境で育つ苔もあれば、乾燥した場所でも元気に育つ苔も存在します。

苔を長く楽しむためには、それぞれの種類に合った光と水の量が重要です。


(3) 苔の色が違うのはなぜ?

よく、「緑の綺麗な苔を購入したい」とお問い合わせいただくことがあります。

一般的に、苔の色味は
日当たりの良い場所で育つ種類 → 明るい緑色🌿
日陰の場所で育つ種類 → 深みのある濃い緑色🌲
となっていきます。

これは、苔の中に含まれる【葉緑素の量】が関係しています。
明るい環境では少ない葉緑素でも十分に光合成できますが、
暗い環境では少しでも多くの光を取り込むため、葉緑素を多く含むようになります。
そのため、日陰で育つ苔ほど深みのある緑色になるのです。

苔の色味を選びたい方は、その苔がどんな環境で育つ種類なのか
調べてみると良いかもしれません。


(4) 園芸用にピッタリな苔【6選】

苔にはさまざまな種類がありますが、その中でも園芸用として育てやすく
多く利用されている代表的な苔を【6選】ご紹介します。


■ スギゴケ


日向から明るい半日陰まで幅広い環境に適応できる種類の苔です。
鮮やかな緑色が美しく、寺社仏閣や日本庭園などでも多く使用されています。
寒さや乾燥には比較的強い一方、高温多湿による蒸れには注意が必要です。


■ スナゴケ


日当たりの良い岩場や砂地に生息する苔です。
直射日光や乾燥にも強く、日当たりの良いお庭への施工に適しています。
一方で、多湿環境は苦手です。
特に夏場は蒸れやすいため、水やりの時間帯などに注意しましょう。


■ ハイゴケ


半日陰の環境を好み、地面を這うように広がって成長します。
乾燥には比較的強いものの、蒸れには弱く水を与えすぎると変色することがあります。
土壌からの影響を受けにくいため、木の根元に苔を植えたい場合はオススメの苔です。


■ シッポゴケ


半日陰から日陰の環境に生息する苔です。
湿度のある風通しの良い環境を好みます。
乾燥や高温多湿には弱いため、水やりや風通しに気を配る必要があります。


■ ヒノキゴケ


森林の木漏れ日が差し込むような環境に生育しています。
乾燥に弱いため、適度な湿度を保ちながら管理しましょう。
冬になると赤褐色へ変化することがありますが、春には新芽が伸び美しい緑色へ戻ります。


■ ホソバオキナゴケ


園芸用だけでなく、苔テラリウムでも人気の高い苔です。
日陰を好み、比較的乾燥にも強い特徴があります。
一方で、常に濡れた状態が続くと黒っぽく変色することがあるため
水の与えすぎには注意しましょう。


(5) 苔の特徴を知ることが、長く楽しむ第一歩

苔は種類によって見た目だけでなく、生息環境や管理方法も大きく異なります。
生命力の強い植物ではありますが、
それぞれの苔に合わない環境で育てると短期間で傷んでしまうこともあります。

苔を長く美しい状態で楽しむためには、
それぞれの特徴を知り適した環境で育てることが大切です。
ぜひ自分好みの苔を見つけて、それぞれの個性を楽しみながら育ててみてください。