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苔の水やりについて
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苔は常に湿潤な環境を好むと思われがちですが、実際はそうではありません。
苔庭を末永く楽しんでいただくためには、適切な水やりが必要不可欠です。
本コラムでは、基本的な水やり方法から季節ごとのポイントまでご紹介します。

(1) 施工後2~3ヶ月は水やりが必要


苔をお庭へ施工してからの数ヶ月間は、苔が下土へ定着するまでの大切な期間となります。
施工後2~3ヶ月は、週2~3回を目安に水やりを行ってください。
水の量は、ジョウロや散水器具などを使用してたっぷりと与えるようにします。

ただし、定着するか心配だからといって毎日与える必要はありません。
また、雨が降った日などは追加の水やりは必要ありません。


(2) 3ヶ月以降は自然に任せる


施工してから2~3ヶ月が過ぎた後は、基本的に水やりを行う必要はありません。
自然の雨に任せるだけで十分です。

自然界で生息している苔も、水分補給は雨任せ。
それ以上水を与えると水分過多になります。
蒸れや根腐れを起こすリスクが高まりますので、無理に水を与えないようにしましょう。


(3) 夏場と冬場は要注意!!

水やりは、季節によって時間帯にも気を配ることが重要です。
特に夏場と冬場は、気温の影響を受けやすい季節となります。
下記のポイントに注意して、水やりを行うようにしましょう。


☀️夏場の注意点


ポイント① 夏場の水やりは【日が落ちてから】
夏の日中は、気温が非常に高くなります。
日中に水を与えると、水温が上がり苔が蒸れてしまう原因に。

水やりは、日が落ちてから夕方~夜の比較的涼しい時間帯に行いましょう。


ポイント② 乾燥していても【水は与えない】
夏場は水分が蒸発しやすく、苔が乾燥してしまうことがあります。
「乾燥していて大丈夫かな?」
「水をかけて緑色に戻したい」
と心配になり、水やりをしてしまう方も少なくありません。
しかし、これは苔にとって逆効果となります。

苔は乾燥していても、すぐに枯れてしまうことはありません。
実際、夏場のコンクリートなど、高温環境で生息している苔も存在します。

ところが、そこに多湿の状態が加わると、苔にとって最も過酷な環境になります。
水を与えることで蒸れが発生し、場合によっては1〜2日で枯れてしまうこともあります。

苔が乾燥していても、過度に心配する必要はありません。
夏場の無理な水やりは控えるようにしましょう。



⛄冬場の注意点


ポイント③冬場の水やりは【午前中】
冬は夜間~朝にかけて気温が下がります。
夕方以降に水を与えると、夜間の冷え込みで水分が凍り霜となり
苔が下土から剥がれてしまう原因に。

水やりは、日が昇ってからお昼頃まで(午前中)に行いましょう。


(4) 苔のペースを大切に

「常に緑でいてほしい」と毎日水を与える方もいますが、苔にとっては逆効果なことも。
適切な水やりを心がけることで、苔は自然に美しく育ってくれます。
無理をせず、苔のペースに合わせてゆったりと苔ライフを楽しんでください。